自称弱者
なかなかこういう場でしか言えないけど。
世間の風潮と自分の周りのライフステージの変化に伴い、自称弱者・自称マイノリティが、周りに増えたなあ、と思う。
私は心の病気だから、できなくて当然…
私は小さい子連れのママなのに、周りが配慮してくれない…
免罪符のように弱者であることを振りかざす。当然のように権利主張をする。
私は〇〇だから、〇〇できなくて当然、周りが〇〇してくれて当然…と。
自分への言い訳とか、他人への押し付けの常套句。
こういう人には大抵、私は〇〇だけど、それを理由にせず〇〇をがんばろう、という発想は残念ながらない。
別に信者じゃないけど、嫌われる勇気とかに載ってるアドラー心理学について、この人たちはどう思うんだろう。(原因によって結果こうなる、という考えではなくその結果がほしいから原因を自ら作っている、という考え。例えば、会社を休みたいからうつ病になる、みたいな)
話戻って。
こういう、ちょっとでも理由にできそうなことがあると、辛いときとかにその理由に甘えていろんなことから逃げだす・やたら権利主張したがるのを見て、やっぱ人間って弱くて狡猾なんだなーって思う。(自分も含めだけど)
別に強制労働させられてるわけでもないし、子供を孕ませられたわけでもないのに。
自分が選んだ道なのに。
人や環境のせいにして、できない理由を探して、ああ、大丈夫かよ、と別の意味で心配になる。
自分が行動する・変えていくって考えがないのかな。
そもそも、みんなどこかで弱者だし、マイノリティだよ。
あなたのはそれが「子連れママ」とか「うつ病」とか分かりやすい形でラベリングされてるだけだよ、別に特別じゃないよ、と言いたい。
でも言えない…
もっと特別な人だってたくさんいるしね。
でもだからって不平不満を言うな、とはもちろん思わない。
でも、「自称弱者とか自称マイノリティだから」だけで努力を怠ったりとか、優遇されたりするような理由には決してならないと思う。
何よりそんな言い訳だらけの人生、つまらないじゃん。
少なくとも私は、そういう不幸自慢みたいなみっともない真似はしたくない。(しないように気をつけてる)
そこからポジティブで生産的な何かが生まれるのか、甚だ謎だしね。